舞台作品「Hawk’s eye -北斎の見た世界-」の音楽指導
9月29日は舞台作品「Hawk’s eye -北斎の見た世界-」の稽古に参加し、たくさんの子供たちに音楽指導をしてきました😊
宇澤が指導を行っている稽古場の様子は、下記のインスタグラムからご覧いただけます!
吉崎裕哉氏が演出・振付を行う作品です。
大岡山校 講師の宇澤とも子は音楽監督として作曲・指導に携わっています。
(今回、60分強の音楽を作曲しています!)
日本でも未だに教育格差や体験格差があります。この作品は墨田区の子供たちを公募で集め、「プロのアーティストと一緒に作品を作って発表しよう!」という経験(体験)および教育を促す事業です。
「社会への貢献度が高い」と思い、今回、作曲と指導をお引き受けさせていただきました。
主催:SPUTNIK、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 (墨田区)
共催:墨田区
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
(この作品は1000万円の助成を獲得いたしました。)
協賛:株式会社東京鋲兼[特別支援枠]、東武鉄道株式会社
沢山の方々の協力・信頼を得て、創作が進んでおります。
毎日新聞にもプレスリリースが出ています。
特設HPはこちら♪
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これまで集団授業や集団指導は沢山行ってきましたが、自分が作った楽曲の指導を子供たちに対して行うことは人生初の出来事でした!
お教室のレッスン日と重なり、稽古場に出向ける日が限られていますが、今日1日で伝えるべき音楽的内容は全て、伝えることができたと思います。
子供たちの真剣な眼差し。諦めずに大人の話を聞き、冷静に動く様子が立派な社会人のようで驚いたとともに、変化していく音楽的な響きに感動しました。
何よりも、時間が経過していけばいくほど、音楽をする子供たちの表情が柔らかくなっていき、音楽の療法的な効能についても感じることができました。
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さて今日は、私が子供たちと接する時に一番大切にしているものについて書いてみようと思います。
それは「言葉」です🧙
まず、「その言葉は子供に伝わるのか?」という問題が常にあります。
常日頃から、できる限り易しい日本語を使うようにしています。
とはいっても年齢によって、学年によって、また個々によって使うべき単語・ニュアンスは異なっています。
小学1年生に響く言葉と、小学4年生に響く言葉と、小学6年生に響く言葉は異なっています。
☘️知っている言葉と親しみがある言葉は違う
☘️知っている言葉が響く言葉とは限らない
「この子にどんな言葉をかけたら、能力が勢いよく開花するか?」
「この子に合う言葉の言い換えはなんだろう?」ということを常日頃から四六時中、考えています。
大学における指導も同じです。
「静かにして!」「話を聞いて!」と言うより「そこ、ピアニッシモでお願いできる?」と笑顔で一度だけ言った方が長期に渡って静かになります。
「ピアニッシモ」という言葉が持っている独特の緊張感まで知っている音大生だから、その緊張感まで伝わる。
「どんな言葉をチョイスして、どのような雰囲気で伝えるか?」
その部分に気を配るだけで、人は物凄い勢いで成長することがあります。
人と人の関係性がよくなり、お互い気持ちよく時間が過ごせます。関係性が良いと質問やフィードバックもしやすいため学習環境が整い、結果、学習意欲が高まり成果も出やすくなります。
それだけ「投げかける言葉の一語一句」「言葉を投げかけるタイミング」が大切で、それが教育の要だと思っているほどです。
言葉一つで人を傷つけることもあれば、言葉一つで人を変えることもできる。
だからこそ、常日頃から適切に考え、適切な言葉を探し、適切に伝えていくことが指導者の最重要課題なのだと思います。
こんなことを考えて日々、教育活動をしています。
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今回の公演鑑賞、小学生はラッキーがあるかも...!!!!
12月20日、21日。
3回の公演がありますので、ぜひ、見にいらしてください🎶
会場はユートリアです。もう少ししたら正式なチラシが完成しますので再度、お知らせさせていただきます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました😊