レッスン日記:7月22日(月)の音楽
今日も宇澤音楽教室のInstagramをご覧くださりありがとうございます
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4歳のお子様レッスン
今日はいつもと様子が違いました
「鍵盤に向き合おう!!」という強い気持ちが感じられました
大人は常日頃指先を使って生きておりますが、小さいお子様であればあるほど、手先を使って作業をするという経験が少なく、指を独立して動かすことが大人が想像している以上に難しいです
指を独立して動かす経験がないに等しいとお考えください
親指や人差し指を動かすだけでも、「できないかもしれない」という気持ちを持っています。
何回かチャレンジすると、指が動くようになり、「なんだ簡単だ!!!」と言う境地に至ることができるのですが、最初はできないことオンパレード
そんな中、今日は3曲チャレンジできました
ご本人も嬉しそうです
自分でやってみると集中して鍵盤に向き合う姿も見られました
お家でも指番号を意識してピアノに向き合っていただきたいと思います
ピアノに向き合った際は、どんな出来でも「すごい!もっと聞かせて!!」と褒めて伸ばしてあげてほしいと思います
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小学1年生の生徒様レッスン
出させていただいた宿題、すべて合格です
さらに、新しい楽曲も、お教室の中で確認をして、2曲弾けるようになりました
楽譜を読むコツがあります
この生徒様は、物事を俯瞰してみることができます
全体を見て、全体を把握し、「この部分とこの部分は同じだから簡単に弾ける」と分析をして取り組むことができます
簡単だと思えるものに対して、人はチャレンジしやすくなりますよね
楽譜の見方、捉え方を追求することでチャレンジのハードルも変わってきますので、より良い楽譜の捉え方をお伝えしていきたいと思います
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高校1年生の生徒様レッスン
バッハの3声のインベンション、亜麻色の髪の乙女、幻想即興曲に取り組まれています
コンスタントに練習されているので、メキメキと上達されています
発表会まで残り6回のレッスンであることを共有し、練習時間をどのように活用するか、練習時間の内訳についてお話をしました。
アコースティックピアノの構造踏まえた響きの作り方をお伝えしました
お伝えした瞬間に音色が変わり、生徒様もその音色に驚いていたように感じます
その他本番に向けたメンタルの作り方もお話ししました。
実は、このメンタルの部分、非常に大切な話です
『ピアノとメンタル?』
と思われる方がいると思いますが、ある一定のレベルに達したピアニストは、本番に向けてメンタルを整えています
ミスタッチに対する考え方
ミスタッチを防ぐ練習の仕方
イメージトレーニング
集中するための食事管理やストレッチ
本番でより良いパフォーマンスをするためには必要です
8月に楽曲を完成させ、9月にはメンタルを踏まえた上での表現をし発表につなげていきたいと思います
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大人の生徒様レッスン
バッハに加え、プーランクの即興曲 エディット・ピアフを讃えてに取り組まれています
今日は、音楽理論の話を伝えさせていただきました。
シンプルな楽曲であれば、より明快にお伝えできるのですが、
プーランクの即興曲は、近代的な和声、近代的な音の使い方がなされているため、単純にお伝えすることが難しいです。
それでも、楽曲の構造についての理解を少し深めていただけたかなと思っています。
音だけではなく、作曲家はリズムのモチーフと言うものも考えています
リズムモチーフだけではなく、和声アクセントと言う考え方があり、そのリズムアクセントをとらえることが楽曲の骨格を作り出す上では大切となってきます
多くのピアノの先生は、音楽理論や作曲理論を専門的に学んでいないので、こういったお話を自信を持ってお伝えできないと思います
実際、優秀なピアノ科の学生でも、音楽理論、作曲理論についての見識が不十分なまま卒業していきます。
音楽理論や作曲理論を踏まえ、楽曲と向き合うと「譜読みが速くなる」と言うメリット以上に、作曲家の意図をしっかりつかんで表現に結びつけることができますので、音楽やピアノを深めたい方にぜひお伝えしていきたい内容です
もちろん、理論に沿って演奏する必要はありませんが、今日お話しさせていただいたことを頭の片隅に置き、生徒様ならではの解釈を行っていただき、素敵な演奏を聞かせていただくことを楽しみにしています
最後までお読みくださりありがとうございました