レッスン日記:5月26日(月)の音楽
今日も宇澤音楽教室のブログをご覧くださりありがとうございます😊
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💖5歳の生徒さまレッスン
「お家での練習を毎日できた」とお父様からご丁寧にご連絡をいただき、楽しみに待っておりました。
「さあ、弾いてみよう!!」とお伝えするとモジモジ
「最初に字を書く」といって私に教わりながら「ともこせんせいだいすき」と文字を書いた後に
「まだ完璧じゃない。ともこ先生に聴かせられない」とお話しくださいました。
楽譜に「来週、ともこ先生に聴かせられるように練習しよう!」と目標を書きました。
最初から通してではなく、1〜2小節単位で練習に取り組むと心理的負担が少なく、取り組みやすく
「途中までできたから聴いてほしい」と言いやすくなります。
最後まで完璧にできなくても、聴かせてくれたら嬉しいですがこんなに小さい生徒さまにもプライドがあるんだと発見し、なんともいえない気持ちになりました😊
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💖小学2生徒さまレッスン
途中で鼻血が出てしまい混乱してしましましたね。
お教室に柔らかいティッシュを置いておいてよかったです。
こういうこともあると思いますので優しいコットンも揃えておこうと思います。
宿題、しっかりこなしてきてくださいました😊
音色が力強く立派なのですが、ピアノの美しい音色を作っていきたいと思い、力加減を伝えました。
「あ〜、泳ぐ時みたいな??」と私が言いたい言葉を先に言ってくれる生徒さまに驚きました。(いつも驚きます。)
「いい感じ、だけどお粥にならないで!お米はふっくら」と文章だけ書くと「ん?」と思うかもしれませんが
いい音色が作り出せました🎵
鼻血が出てしまった後は無理にピアノと向き合わず、iPadを用いた音読みのコツを進めました。
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💖小学5年生の生徒さまレッスン
先週まで4年生と表記しており、失礼しました。ご本人もお詫びをした次第です。
ギロック、戸惑うこともありますが自主的に進めてきてくださり、質問をしてくださいました。
ピアノを始めたばかりで「???」と思うことが沢山あると思いますが、良いチャレンジができています。
今日は疑問を解消する形でレッスンを進め、他の楽曲も2曲聞かせていただきました😊
「愛のあいさつ」ではフレーズ感を大切に音楽の膨らみを意識して奏でる大切さをお伝えしました。
シンプルな楽曲でも音楽性を高めて取り組んでいただきたいと思っています。
音楽の頂点はどこだろう?と探したり、音楽の真髄を深められるようレッスンいたしました。
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💖小学4年生の生徒さまレッスン
「先週は学校の行事でずっと外出していたから練習できるはずもなく・・・」
と話してくださったので、炎のアパッショナートの楽譜を一緒に読み、楽譜を効率的に読むコツをお伝えしました😊
過去にも同じようなことをお伝えしてきましたが、音数が多くなっても同じです。
「音名を書いた方がいいと思う」
とお話くださったので、ショパンの練習曲の楽譜を広げ、いくつか弾いて見せました。
「どう???全部の音の名前を書きたいですか?」と尋ねると
「書きたくありません」とお返事がありました。
生徒さまの場合は目指したい路線がこのような楽曲ですので音名を書かずに楽譜を効率的に読むコツを知って、どんどん新しい楽曲に向き合ってほしいと思っております。
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💖高校2年生の生徒さまレッスン
バッハのシンフォニアは大変濃厚な演奏として仕上がりましたので、本日終わりになりました👏
新しいシンフォニアを1声ずつ音楽的に生き生き演奏することを宿題にしています。
ベートーヴェンのソナタは全楽章に取り組まれています💪
ベートーヴェンのソナタを通過せずに、先に進めないように感じ、ソナタ全楽章を課題にさせていただいています。
Pathetique
フランス語で「悲愴」の意味ですが、他にも意味があります。
日本語では「悲愴」としか呼ばれませんが、もっと違った言葉として解釈すると異なる側面が見えてきます。
お教室では深く深く音楽を学んでいただきたいと思っています。
ベートーヴェンの次はドビュッシーの『喜びの島』に取り組もうともお伝えしています。
「高校3年生になった時に『喜びの島』を気持ちよく弾けたら、受験などの準備にあたって勝利を宣言できる気がするよ」
という話もして、ソナタの先の景色も共有しました。
その先は『ラ・カンパネラ』です。
大切な時期だからこそ、色々なことに気を配り、生徒さまの未来がより明るく華やかになるようポジティブにレッスンをしていきたいと思っています😊
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💖大人の生徒さまレッスン
ショパンの『雨だれの前奏曲』に取り組まれています。
シンプルなモチーフの中に深い感情やドラマが込められた作品です。
ドラマティックな対比は、単なる「きれいな曲」では終わらせない、人間の内面の変化や葛藤を描いており、私たちを惹きつけます。
深く深く音楽と向き合っていただきました。
楽曲を自分に引き寄せることができると、親近感が増し、練習のモチベーションがあがることがあります。
楽曲を理解できていることで自信にもつながり、ふとした時に「あそこはこう弾きたい」という想いがよぎるようになります。
ピアノの前に座っている時だけが練習ではありません。
色々なことを想像し、色々な演奏を聴いて自分自身の演奏を考えることも練習の一部です。
正しく弾くことよりも、深めて弾くことを大切にして素敵に演奏いたしましょう❤️🔥
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💖大人の生徒さまレッスン
ラヴェル『水の戯れ』の練習方法を一緒に考えていきました。
『水の戯れ』(Jeux d’eau)は、ラヴェルが印象主義的な作風を取り入れた初期の代表作で、
水の流れ、きらめき、波紋など、視覚的・触覚的なイメージをリアリティ高く音で描こうとした作品です。
そのため、音色の変化、ペダリングの繊細さ、フレーズのニュアンスが非常に重要です。
精密さと音楽的表現を両立させることが大切です。
フランス近現代らしい「音楽的な表現」を目指していただきたいと思っております。
💎技術的な精密さ・・・音の粒をそろえる、リズムを整える、精密なペダルワーク
💎色彩感・・・タッチや音色で水のさまざまな表情を描く
💎自然な呼吸・・・水の流れのようにしなやかなフレージング
💎内面的な詩情・・・単なる効果音ではなく、ラヴェルの美に寄り添った表現
こういった要素を大切に練習を重ねていただきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました😊