価値主義経済と感情経済と音楽の関係
今日も宇澤音楽教室のブログをご覧くださり、ありがとうございます😊
「大好きな音楽を仕事にしたいけど不安だな〜」と思っている方は沢山いることと思います。
時代は刻々と変化しており、テクノロジーや働き方などの現状を見つめていると「新しい経済のあり方」が生まれそうだと感じます。
生成AIやロボットの普及により、人間が今ほど労働をしなくてよくなったとします。
その時には新しい経済が台頭してくるように思います。
今日は考えられる2つの経済について書いてみたいと思います。お付き合いいただければ嬉しいです😊
価値主義経済と音楽
現在は「交換手段」として貨幣が存在していますが、今後は「信用・影響力・評価」を基盤とする新しい経済が生まれるかもしれません。
その時に、音楽ができると他の人にはない影響力をもつことができます。
お金が価値ではなくなった場合、お金に変わる価値が必要となりますが、コミュニティへの貢献度が価値基準になることも考えられます。
コミュニティにおける影響力・貢献力を音楽で生み出していくことができると思いませんか?
はるか昔から、音楽には労働者を団結させる力がありました。宗教においても、信仰を深めるために音楽が用いられてきました。
これは時代も人種も問わない世界の共通事項です。
音楽とコミュニティは切り離せない関係にあり、音楽はコミュニティへの貢献度が高いことは歴史が証明しています。
みなさまは実感として、そのように感じたことがあるでしょうか?
歴史ではなく、実感ベースで想像いただいても良いかと思います。
数年前にDAO(分散型自律組織)が流行りましたが、今後は分散型自律組織が再び台頭してくるのではないか?と考えています。
その場においても、「音楽ができる」ということは、コミュニティの価値を高める要因になると思います。
AIが仕事をしてくれるようになると、私たちが「遊び」と考えていること。
例えば、演奏や創作が人間の仕事になる可能性も十分にあると考えており、一概に「音楽が仕事にならない」といえない時代になってきたとも感じています。
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感情経済と音楽
もう一つの考え方として、「感情経済」という考え方があります。
感情を経済として設計すると言う考え方は慶應義塾大学の経済学部でも行われています。感動は感情の一種です。
またスポーツ産業の分野でも感動経済は研究されています。
感情経済は人間の感情や心理的価値が経済の中心となるシステムです。
その経済圏では、価値の中心が「共感や感動」にシフトすると言われています。
アートや音楽、エンターテイメント、教育、スポーツなどが主要な仕事となっていきます。
これまでの経済は「モノ」や「サービス」の交換が主体でしたが、
感情や共感、影響力、幸福度などの“目に見えない価値”が主要な通貨となるのが感情経済です。
音楽と感情というテーマは300年以上前から語られる深いテーマです。
音楽によって感情が動いた人は沢山いることと思います。皆さまはどうでしょうか?
感情が揺さぶられることが、価値基準になった場合、音楽家は✨最高の価値✨を提供できる存在に昇華していくと思います。
これからの時代はテクノロジーの進化に伴って、人間の働き方が変わり、通貨の価値が変わり、それにともなって『新しい価値』が生まれてくる予感がしています。
そういった経済市場が生まれた時に
「私はこのような価値を提供できます!」
と音楽で感動や驚きを生み出すことができたら、大好きな音楽をずっと続けていけることになります。
未来を完全に予測することなどできませんが、
「音楽をして生きていくこと」に対して諦めず、むしろ「可能性は無限だ」という気持ちで音楽と向き合っていただきたいと思っています。
音楽を通じて「人間らしさ」を追求していただきたいとも思っています😊
諦めないこと
私は2003年に病気になり、入退院を繰り返していました。2006-2008年ごろ、病気が落ちついた頃にYouTubeを始めていたら、今頃はゴールドの鎧が買えたかもしれません。重たくて着ることができないと思いますが...
当時、すでにパソコンもビデオカメラも音楽技術も持ってました。「諦めたこと」が失敗でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました😊