電子ピアノでも大丈夫。指づくりは?
今日も宇澤音楽教室のブログをご覧くださり、誠にありがとうございます。
「ピアノを始めたいけど、電子ピアノではダメ?」
「電子ピアノだと上手になれないのでは?」
このような不安や疑問を抱えている方は多いかと思います。
この話題について90分✖️3回、話せるくらい色々なトピックがあるのですが、この記事では「電子ピアノでも大丈夫ですよ」ということをお伝えします。
コンクールに特化したお教室では、ピアノ(アコースティックピアノ)がご自宅にあることがレッスン受講の条件となることもあります。
宇澤音楽教室では電子ピアノしかお持ちでない方もレッスン受講いただけます。
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東京 大岡山周辺のような閑静な住宅街ではピアノを置くことだけでなく、音を出すことも大変です。
🏡閑静な住宅街における音の問題
🏡ピアノを置く場所確保の問題
こうした理由から、ピアノ(アコースティックピアノ)を置くことが難しいケースも多々あります。
一方、電子ピアノには次のようなメリットがあります。
💠本体価格や調律などのメンテナンス費用を抑えられる
💠練習時間を自由に選べる(ヘッドフォンの使用が可能)
💠電子ピアノの機能向上により、音色やニュアンスに多様性がある
💠マイクを使わずにクリアな録音ができるため配信も手軽
💠録音がクリアなので、音質にこだわった収録が可能
(※アコースティックピアノの収録にはハイクオリティな録音機材と高度な録音技術が必要です。)
最近では、電子ピアノでもタッチの感覚を調整できるものも出てきています。
音量を調整したり、ヘッドホンを使用したりして、練習時間を制限せずに取り組むことができます。
長時間ヘッドホンで大きな音を聞くと耳を痛める可能性があるため注意が必要ですが、それでも練習できる環境が整うことは大きな利点です!
また、音色をハープシコードやオルガンに変えてみるなど、いつもと違った演奏の楽しさを味わうこともできます。
考え方・選び方によっては、電子ピアノにも多くのメリットがあるかもしれません。
ピアノを始めたばかりの導入期から5年ほどの間は、時々、アコースティックピアノで練習するよりも、定期的に鍵盤に触れる習慣をつける方が大切。(練習習慣が定着してからアコースティックピアノを購入した方が財政面で安全ではないでしょうか。早い段階からピアノを入手することは将来への投資になることは間違いありません...!)
実際、音楽大学でピアノを専攻している方の中にも、「電子ピアノで育った」「今も家では電子ピアノ。ピアノの練習は学校でしている」と話をしてくれる方もいます。
【電子ピアノと指づくり】
ピアノ(アコースティックピアノ)の弦をしっかり響かせるためには、それに見合った指のコントロールが必要です。
「指づくり」は美しい音を出すため、高度な技術を必要とするクラシックの大曲を弾ききるためには大切な要素です。
しかし、電子ピアノを一生楽しむ方やポップスピアノを楽しみたい方にとっては、「本当にそこまで必要なのか?」と疑問に思うこともあるかもしれません。
そこまでを踏まえた上で、講師は電子ピアノで一生音楽を楽しむ場合でも、基本的な指づくりは大切だと考えています。
正しい指づくりは音色の面からだけではなく、関節の変形や怪我を防ぐことにも繋がります。
「指づくり」にこだわり始めると、60分のレッスンがそれだけで終わってしまうこともあります。
指づくりはたいへんに重要なことですが、生徒さまの「目的」によっては、そこまで徹底する必要がない場合もあります。
この点に関しては、「生徒さまのご要望・ご希望次第」としか言えない部分もあります。
例えば、電子ピアノをお持ちの方で、「アコースティックピアノでの演奏を視野に入れ、しっかりと指づくりをしたい」という方もいれば、「電子ピアノで一生音楽を楽しみたいので、基本的な指づくりをした後は、別のことを学びたい」という方もいらっしゃるでしょう。
それぞれの環境やご要望に応じて、レッスン内容や計画を変える必要がございます。
今後は、皆さまの「それぞれのご要望」を伺う機会を設けたいと考えていますし、ぜひ、ご要望を伝えてください!
発表会やコンクール対策
教室発表会はアコースティックピアノで行います。
発表会のホールでしっかり弦を鳴らせるよう「基本的な奏法」を身につけていただきたいと考えています。
コンクールに出場される場合は様々なピアノで練習することを推奨します。
レンタルスタジオでピアノを30分だけ借りて、どのピアノでもベストな演奏ができるようにしておくと良いです。
講師の練習・制作環境
この記事では「宇澤音楽教室では電子ピアノでも大丈夫ですよ」ということをお伝えしました。
実は講師自身も今年に入り、電子ピアノを購入しリビングに設置しました。
音を出せない時間の練習や譜読み、作曲に使っています。
電子ピアノの契約をした日に、音楽監督を担う舞台制作の仕事が決まり、この楽器を使って現在、制作中の舞台音楽を作っているので収録・制作面における電子ピアノのメリットも実感しているところです😊
クラシック音楽だけが「音楽」ではありませんし、実際、音楽のお仕事は幅広いですよ♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました!


